加藤諦三の言葉 第418回 [2011/12/18]

関係のない他人の一言一言が自分を傷つける
「まじめさが報われるための心理学」(PHP研究所)

他者が重要になればなるほど他者に対して心理的に絡んで行く。
関係のないことまで口をはさんで行く。
他者によって自分の人生が決められていると感じれば、他者を変えようとしたり、他者を罰しようとしたり、他者から自分を守ろうとするのは当然である。

もう自分一人では生きられなくなっているのである。
だから普通の人からすれば関係のない他人の一言一言が自分を傷つけたり、喜ばせたり、自分の失望を深刻にしたり、機嫌を害したりする。
だから普通の人にとっては「うるさい」人間になる。

「どうでもいいじゃないか」という様な些細な言動を捉えて大騒ぎする人がいる。
外化と言う方法で自分の心理的葛藤を解決しようとした結果、他人への依存がますます激しくなってしまったのである。

「そんなことはその人の勝手でしょう」と言いたくなることを皆で集まって取り上げて大騒ぎにする。
明けても暮れても他人の言動を騒ぐことで生きている人がいる。

他人の言動が気になって仕方ない。
そして他人の言動で自分の気持ちがすぐに揺れ動いてしまう。


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