なにか悪いことをするときに自分がそれを気にしていると、他人がそれを咎めていると感じることがある。
実は咎めているのは自分自身であって他人ではない。
相手を憶測し過ぎる人はたいてい外化といわれる心理過程を経験している。
外化とは自分が自分に対して感じていることを他人を通して感じることである。
八当たりという言葉がある。これは他人から見て八当たりなのであって、当の本人はまさに当たっている者に腹を立てているのである。
これが外化という心理過程を理解するときの手助けになろう。
また人は自分が満足していなければなかなか人に優しくなれないと言われる。
このことを考えても外化という心理過程は理解できるのではなかろうか。
実際の自分に不満足だと相手に不満になる。
だから相手に優しくなれない。