加藤諦三の言葉 第379回 [2010/04/20]

嫌われる人(5)
やさしい人」(PHP研究所)

だいたい憎しみの人は皆欲張りである。

「あれも欲しい、これも欲しい」と思うから、「あれもない、これもない」と不満になる。

ヒナギクは「自分はヒナギクであり、雲雀は雲雀である」と分かっている。自分が何者であるかが分かっている。この事については後でもう少し詳しく考える。

劣等感があるとついつい「歌なんか歌えたって意味ないよ」と突っ張ってしまう。

だからいつまで経っても心理的に成長できない。いつまで経っても好かれない。

お金が欲しいのに欲しくない顔をする。

好きなことを、嫌いなふりをする。

そうした「ふり」をすることにエネルギーを使うから何もしなくても消耗してしまう。

自分が自分の欲望を否定する。

他人がそれを手にする。すると「あんな奴」とその人を卑下する。

そうしているうちに自分は何が欲しいのか分からなくなる。


BACK← →NEXT
「加藤諦三の言葉」目次へ戻る
トップページへ戻る

このページに掲載されている記事などの無断転用を禁じます。

Copyright (C) 2000-2010
加藤諦三、加藤諦三研究室