加藤諦三の言葉 第309回 [2007/10/19]

悩んでいる人はとにかく要求が多い。
「今日という日の使い方」「三笠書房」

 悩んでいる人はとにかく要求が多い。周囲の人に対する要求がもの凄い。だからいつも不満。
 親はこれをしてくれなかった、友達はあれをしてくれなかった、先生はそれをしてくれなかったと、
してくれないことを延々と訴える。
 周囲の人がいかに酷いかを延々と訴える。そして自分だけは、その被害者になり、立派な人になる。

 こういう気持で居るから、自分を愛してくれる人にも出会えない。
 それだから愛されない。
 それだから、
 充実した日はいつになっても来ない。
 あなたのすごい基準で判断されたら、幸せな日は来ない。
 歯が直って幸せ。
 そう思っている人に、
 人はほのぼのとしたものを感じる。
 充実しているとは、
 生きている、 
 鼻がつまっていないで、空気をすっている、
 口内炎ではなく、食べられる。
 どこかうまくいけばそれを幸せと、ほかの人は思っている。
 そういう気持ちでいるから、この自分を愛してくれる人にも出会える。
 そういう気持ちだから、人から愛される。
 愛される人は、そういう気持ちで生活している。
 だからすごい基準の充実した日もいつか来る。
 その不満な気持が分からないではない。あなたは幼児的願望が満たされていないのだから。
 でも「私は幼児的願望が満たされていない。でも『これ、これ』はある」と考えられないだろうか。
 それに幼児的願望が完全に満たされている人などはいない。


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