加藤諦三の言葉 第218回 [2005/08/30]

「想像した苦しみ」と「実際の悩み」 
「今日という日の使い方」「三笠書房」


 人は神経症的になると楽しいことについても辛いことについても、心の中で描いたイメージだけで物事を考える。楽しいことについてはそのまま実行しようと して挫折する。辛いことについては実行する前に疲労こんぱいして挫折してしまう。
 悩んでいる人に言いたいのは「想像した苦しみ」でたじろいではいけないということである。実際の悩みで苦しむのならまだしも、頭の中で勝手に想像して、 苦しくもないことを「苦しい、苦しい」と言っている人が多い。悩んでいる人の中には、実際には恵まれた人生を「想像の中で苦しい人生」にして、勝手に悩ん でしまう人が多い。


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