加藤諦三の言葉 第198回 [2005/02/25]

  いつも自分に不満な人たちの共通点
『自信が持てなくなった時どう生きるか』(p.70−p.71) (大和書房)


 誰にでも弱点はあるが、それに苦しむ人と苦しまない人といる。
劣等感に苦しむ人は、自分の苦しみはその劣等な部分が原因だと思っている。

 たとえば、太っていることに劣等感を持っている人がいる。
すると、自分の心が満たされないのは、自分の太った 身体のせいだと思ってしまう。
 他人が一瞬笑う。すると他人は満足しているのだと思う。
なんであの人たちは満足して、自分はこうなのだと腹が 立つ。あるいは落ち込む。
 自分の不満足の原因を容姿だとか、学歴だとか、財産だとかに持っていく。
そして自分が弱点と思っているものがない人は、満足して生きていると思える。
 そこで整形などをする。夢中でお金を貯める。しかし、心が変わっていないから、いつも不満である。

 自分のことを憎み、軽蔑した人は、いつも不満な人である。心が満足していない人である。
そして他人は満足していると思っている。
「いいなー、みんなは満足していて」と心の底で言っている。
 自分だけはいつも泥水のなかに住んでいると思っている。たとえ実際には清水のなかにいてもである。
そして「みんなはきっとキレイな水のなかに住んでいるのだ」と思っている。



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