神経症的競走をする人にも、もちろん自分の成功は大切である。しかし彼らは成功することは怖い。妬まれるからであり、その能力に自信がないからである。そうなると残された道は他人の足を引っ張ることしかない。要するに他人の足を引っ張ることが仕事になる。
神経症的競走をする人が失敗を恐れると同時に、成功を恐れるのはなぜか。それは彼らが自分が生きる土壌をきずいていなくて、早く花を咲かそうとするからである。花は咲いたけど、茎がひょろひょろしているようなものである。だから自信がない。実際の自分が成功に値しないことを知っている。
世の中には気がついたら成功していると言う人がいる。そういう人はもちろん成功を恐れない。復讐心を動機として努力して「俺は成功した」と思った時がカレン・ホルナイのいう成功の恐怖の時である。
健康な人は「オレは健康だー」とは言わない。人が「元気ですね」と言う。そして気づいてみて、「あー、そうか、オレは健康だ」と思うだけである。
不健康な人がお金をかけて健康になろうとする。健康飲料を沢山のんだから健康であると思う。とすると、お金がなければ不安になる。そして自分が無理して健康になっているのに、人が簡単に健康になればおもしろくない。