がんばっているのに愛されない人

がんばっているのに愛されない人

この本では一つ一つの失恋の中にどのような心理が隠されていたのかを考えた。
それを通して恋が実るためには心理的に何が必要かを考えた。

人間の心の葛藤は人間関係を通して表現されてくる。恋愛においても同じである。
心理的に病んでいる男性は、心理的に病んでいる女性と恋愛関係に陥りやすい。
そして心理的に病んでいる女性は無意識のうちに、心理的に健康な男性を避ける。
心に葛藤がある人は愛という言葉を聞いたときに、「愛される」と言うことしか考えられない。
恋愛はある人の人生を実り豊かなものにするが、別の人の人生を破壊させる。
恋愛をして幸せになる人も居れば、恋愛をして人生が破滅する人も居る。
何故か?

心の葛藤を解決するために恋愛をした人は、その恋愛で破滅する。
しかし心の葛藤とは別に、相手を好きになり愛して恋愛をした人は失恋しようが、
失恋しまいが人生は豊かになる。
基本的欲求とはそれが満たされないと人が不安になる欲求である。
その基本的欲求が満たされないで不安な人は何をするにも先ず不安の解消が目的になる。
恋愛をしても、恋愛そのものよりも、自らの不安を解消することが恋愛の目的になる。
従って愛することよりも愛されることが優先する。

ロロ・メイの言葉に「自己欺瞞を自己関心に変える」という言葉がある。
この本では様々な自己欺瞞の恋の姿を書いてきた。
恋愛においては、他の人間関係と同じように無意識にある感情は決定的な影響力をもつ。
その無意識にある自己欺瞞を意識化し、自己関心に変えることで、恋愛はその人の人生を充実したものにする。
相手が好きで恋愛関係になった時には、終わるときにも混乱のない終わり方をする。
もちろん男と女の関係が終わるのだから、それなりの混乱はあるかもしれない。
しかしとにかく刃傷沙汰になるようなことはない。自然な終わり方になる。
恋愛をしていつももめていたら、「何故私の恋はいつもトラブルになるのか?」を考える。
私の心の中には私が気がついていない何があるのだろうと考える。
失恋したら、相手を非難する前に、「何故私は失恋したのか?」を考える。
この本は恋が実るための心理学である。 [14/03/07]
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あなたはなぜ、いつも恋愛がうまくいかないのか――
自分のことしか見ていないから騙される
情緒的に未成熟な人は執着が強い
見当はずれながんばりは報われない
期待通りでないと生まれる嫉妬や憎しみ…
恋愛ではその人の長所も短所もすべて表れてしまう。
弱点を隠そうとしても、コンプレックスを隠しきれるものではない。

失恋すると、どうしても相手を責めてしまう。
なぜこうなったのか、冷静に考えられないものだ。

自分を省みず、本当の原因を認めないから、悩みや苦しみはいつまで経っても解決しない。恋愛を重ねてもいつもうまくいかない理由はここにある。

愛する能力があれば人はなんとか生きていける――
心理学者として長年活躍を続ける著者が人生を振り返り、もっとも大切だと痛感した愛について語る。「人間は、愛そうとすることによって成長していく」「人は強くなることによってしか救われない」など、珠玉の名言が散りばめられた一冊。

出版社: PHP研究所 (2014/2/15)
ISBN-10: 9784569817200
ISBN-13: 978-4569817200

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