「日本型うつ病社会」の構造
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日本人の心の病はますます酷くなっている。
心の病を始め様々なことで「なぜ日本がこうなるのか?」と言うことについて常に経済的な視点からしか説明をされてこなかった。
この本では心理的な視点から今の日本社会の惨状を考えた。

「『日本型うつ病社会』の構造」が単行本として出版された2003年頃はアメリカの一人勝ちの時代であった。
この文庫本が出版された2010年はアメリカ発の経済不況に日本も苦しんでいる時代である。

しかしこの文庫が出版された2010年と単行本が出版された2003年とで「心理と経済の関係」は基本的には変わりはない。

日本経済を経済学の視点からではなく心理学の視点から考えた。
是非読んでいただきたい本である。[10/01/12]
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今、日本人は生きるエネルギーを失いつつある。
これをなおすにはいったん休んで、
そこから出直すこと以外にない。
戦後半世紀以上にわたって、基本的には経済政策は、
経済成長という点だけを取れば成功してきたと考えてよいだろう。
しかし、人間の心の問題にまで視野を広げれば、そう手放しで喜べる状態ではない。
このままの上昇志向の政策を続ければ、
経済的にクラッシュするばかりではなく、うつ病を中心にして、
いよいよ日本社会の病理現象は深刻になるであろう。

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「なぜ精神病者が増加するのか?」
「なぜ凶悪犯罪が続発するのか?」
日本社会に潜む恐るべき病理の原因を、心理学者が説き明かす。

「いつから、こんなに職場の雰囲気が悪くなったんだろう?」

今の日本には、このような気持ちでいる人は多いのではないだろうか。

日本中どこの職場も年功序列が崩れ、次第に能力主義になっていく。
それで、皆がハッピーになっているのなら問題はない。
しかし、人々を取り巻く状況は逆である。

今は、心理的に言えば、
戦後日本の半世紀にわたる経済成長の根底にある哲学のツケを払っている。

政府は戦後半世紀以上にわたって、経済指標をよくしていった。
が、国民は実感として住みやすくなったとは感じない。
そこで政府は、もっと経済的に豊かにしようと頑張り、政策を打ち上げる。
しかし、今の日本がこれ以上上昇志向にこだわれば、日本の経済的・社会的な上昇はない。

自分の能力を超えたことを望めば、それはストレスになる。
日本が今の経済不況で壊れることはないが、
今の日本人の心理状態をこのまま放置すれば日本が壊れることは十分ある
と示唆する力作評論。

不況で国は滅びない。
国民の「心の崩壊」こそが、真の危機である。

そこから脱却するためにはどうすべきか。

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PHP研究所 (2003年4月23日)
加藤諦三 著
1500円(税抜)
ISBN-10: 4569627587
ISBN-13: 978-4569627588

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いま多くの日本人は経済的に苦しみ、それに呼応し心の病も深刻化し
ている。本書の底本が書かれたのは2003年だが、当時と現在の日本人
の「経済と心理の関係」は基本的に変わっていない。
急激な改革、不況による閉塞感が、もともと「うつ気質」の日本人の
「心」に影響し、日本的な社会性や人間関係の崩壊を生み出している。
心理学の視点から現代日本に警鐘を鳴らす1冊。

本書は「日本型うつ病社会の構造 -心理学者が見た停滞する日本の現状と未来-」(PHP研究所,2003年)
を加筆、修正したものです。

PHP研究所/PHP文庫(2010年1月22日)
加藤諦三 著
743円(税抜)
ISBN978-4-569-67248-9

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